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物権というものには、動かすことのできる動産と、動かすことのできない不動産というものとがあります。

 

 

ところが、不動産というものには、この動かすことができないという性質があるために、動かすことのできる動産とは異なる性格が付与されることになるわけです。

 

 

 

動かすことができないということは、限られたものになるということでもありますから、それを利用することのできる人も限られることになります。

 

 

もっとも、不動産にも土地と建物という二種類があって、土地は人工的に創り出せないものであるのに対して、建物は人工的に造られるものという違いがあるので、同様に人工的に造られるものである動産との比較においては、土地というものを主に考えるべきことなのでしょうが。

 

 

 

このことから、動かすことができず、かつ限られたものをいかに利用すべきかという発想で、土地に関する権利関係というものは出来上がっているわけで、占有権、所有権というものが土台となって、その上に地上権や地役権といった権利関係が設定される、という動産にはない独特な権利関係が形成されているわけなのです。

 

 

ここに、不動産というものの動産にはない特質、というものがあるのです。

 

 

 

 

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